ブログ

アーカイブ: 8月 2016

レジン治療で形態を決めて、セラミックス(ラミネートベニア、セラミッククラウン)治療を行った症例

今回のケースは、セラミックス治療の前段階としてコンポジットレジン治療を有効に使用した症例です。

21歳、女性です。主訴は前歯の歯並びと隙間の治療をしたいです。小臼歯部の先天性欠損や側切歯の矮小歯などにより歯列に空隙が見られる状態です。矯正治療も必要かと考えましたが、患者様と相談の上噛み合わせは現状のまま前歯の補綴修復治療を選択しました。

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

プロビジョナルとダイレクトモックアップ 側切歯はレジンの仮歯に置き換え、中切歯と犬歯はコンポジットレジンにより形態修正します。この状態で噛み合わせ、発音、外観など数週間確認します。削る前のお試し期間と考えてください。気に入らなければ他の治療法にまだ変更も可能ですし、噛み合わせの調整や長さ形も変更は簡単です。

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

形態が決まれば、削って型取りを行いセラミックスを製作します。

中切歯:ポーセレン・ラミネート・ベニア 側切歯:オールセラミッククラウン 犬歯:ダイレクト・コンポジットレジン

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

治療前と治療後

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

さいたま市緑区の歯医者、伏見歯科医院

 カテゴリ:CR すきっ歯・歯のすき間の治療, 医院情報, 審美セラミックス治療, 症例写真

歯の隙間を削らずダイレクトレジン修復治療で形態修正

今回の症例は20歳、男性です。以前に前歯が欠けてしまい応急で治した詰め物の変色と歯の隙間が気になるので改善を求めて来院されました。

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

このような、保険外のコンポジットレジン修復治療の説明です。

古い前歯の詰め物のCR充填(保険診療)は変色や脱離を起こしやすいです。これは材料の物性もありますが、術者の診断力、技術力とその接着処理、充填、研磨をする行程時間により左右されると思います。よって当院では充填材料は保険適応外の充填物を使用します。これにより変色や劣化などを少なくすることが可能です。良い材料で時間をかければ必ず良い出来栄えかといえばそうではありませんが、少なくとも初診の検査に約60分、再診時の前歯の2〜3本の充填でも約90分程度時間がかかります。歯面処理、接着、充填、研磨と確実に行いますので時間がかかります。また、全行程、拡大下で行います。

初診で即日に保険で治してほしいという相談が多いのですが、治療回数は最低2回以上かかり保険診療外の自由診療ですのでご了承ください。(費用は症例により異なりますが、1歯2〜4万円程かかります。)

ただし、あくまで保険外とはいえ詰める治療だけですので長期間同じ状態を保つことは困難になってきます。数年単位であれば再研磨や再充填で対応できますが、長期的に安定させるためには最終的にはセラミック修復に置き換えた方が良い場合があると思います。その時にはこのような詰める治療をダイレクトモックアップとして最終的なセラミックの修復治療の前段階として行いますので別途、セラミックの修復代(1歯10〜14万円)がかかります(詰める治療だけなら、セラミックの費用はかかりません)。セラミックスを用いた症例は次回の症例でご説明します。

 

さいたま市緑区の歯医者、伏見歯科医院

 カテゴリ:CR すきっ歯・歯のすき間の治療, MI コンポジットレジン修復治療, 医院情報, 審美コンポジットレジン修復, 症例写真

ページのトップに戻る