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カテゴリ: ガイデッドサージェリー 

上顎インプラントの骨造成手術法 サイナスリフト ラテラルウィンドとソケットリフト

上の奥歯を支えている骨は非常に少ないので、インプラント治療を行うときに骨を増やさないといけないケースが多くあります。当院ではベーシックかつスタンダードな骨造成を行っていますのでご紹介いたします。

昨年から治療している患者様です。両側の上の奥歯は保存不可能でした。また、上顎洞という空洞がありますので、解剖学的に骨量が少ないケースでした。(一般に上の奥歯の部位は骨量、骨質とも悪くインプラントの成功率は一番低いところです。)

左上顎は上顎洞挙上をソケットリフトにて行いました。右上顎はラテラルウィンドアプローチにより、人工骨と共にインプラント埋入です。あと、当たり前ですがガイデッドサージェリーでオペしてます。

治療前と治療終了時のレントゲン写真P1.pano

さいたま市緑区の歯医者、伏見歯科医院

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CP支援型インプラント手術② 抜歯即時インプラント埋入と最新インプラント形態について

コンピューター支援型インプラント手術によって可能になる治療法があります。保存不可能になってしまった歯に対して抜歯と同時にインプラントを埋入し仮の歯まで装着する治療法です。これを抜歯即時埋入インプラント治療といいます。この治療法は歯を抜いたその日に歯が入るメリットがあります。但し、この治療が適応可能かどうか判断するのも術前のCP上(ソフト名:ノーベル・クリニシャン)での診断になります。それに適切な位置へのドリリングを行いインプラントを埋入するにはガイデッドサージェリー(PC支援型インプラント手術)が必要です。また、今回の症例の様にインプラント同士が並んでしまう場合に非常に有効な形態をしたインプラント(ノーベル・アクティブ)を使用します。これは骨吸収を最小限に抑えることが可能になり、インプラントの長期的な安定と審美性の維持に繋がります。

参考症例 50代女性。前歯の差し歯のぐらつきと脱離を訴え来院。3本の歯根が折れてしまっています。

3本とも保存不可能でしたので抜歯となります。ただし、抜いてしまうと前歯がない状態になってしまいます。そこでCP上でシミュレーションします。

実際の手術時の写真です。しっかりとインプラントが固定できますので同時に仮の歯の装着まで可能になります。

治療前、治療直後、治療後1年後のレントゲン写真です。インプラント周りの歯槽骨がそのままの形で残り、また人工骨もしかっり生着しています。

専門的な解説をいたしますと、インプラント体の径よりプラットフォームの径が細くなっています。また、アバットメント(連結装置)もくびれて立ち上がります。ホリゾンタル・セット・オフまたはプラットフォームスイッチングなどと言われるものです。これにより辺縁骨にプレッシャーがかからなくなり骨吸収を最小限にすることが可能です。長期的な骨吸収も抑えられ歯肉の厚みも確保されます。通常1~2年後に起きる骨吸収、歯肉退縮も最小限になり安定します。ちなみに、レントゲン写真右の以前に他院で入れたインプラントは、昔の形状です。前歯のような骨の薄いところに使用したのでスレッドの2〜3本目まで骨吸収を起こしています。

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コンピューター支援型インプラント手術(Computer Guided Implant Surgery)のご紹介①

当院のインプラント治療はすべての症例において、コンピューター支援型インプラント手術(以下CP支援型)で行なっております。これは、従来の歯科医師の感覚に頼ったインプラント手術とは全く異なります。

3DCT画像と顎の模型をCP上で重ねることで確実に口腔内の位置関係を把握でき、インプラントの入る位置、角度、深度まで正確に診断できます。また、この診断を基に手術用のテンプレートを作成し診断通りにインプラン手術を行うことが出来ます。全ての症例でこのCP支援型ガイデッドサージェリーで行なっている医院は非常に限られています。

参考症例 50代女性。上顎左側の犬歯から小臼歯、大臼歯の5本の歯を失っています。

術前の審査、診断、治療計画をコンピューター上で行います。これが実際のノーベル・クリニシャンでのシミュレーションになります。3DCT画像と顎模型をスキャンした画像をCP上でコンバートして診断できます。

これにより、コンピューター支援型手術用のテンプレートの製作までCPで出来ます。この症例では3本のインプラントで5本の歯を支えることになりました。そしてシミュレーション通りに無事手術が終わり、歯も入りました。

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ガイデッドサージェリーインプラント治療によるソケットリフトと傾斜埋入

ガイデッドサージェリーでインプラント治療を行うと、通常難しいとされている手技も安全に確実に行えます。

症例:左上の保存できない3本の歯を抜いて、インプラント治療を行います。

抜歯したのと同時にインプラントを埋入します。それに加えて、骨が薄いので上顎洞底を挙げて人工骨を入れるソケットリフトとその上顎洞という空洞を避けて斜めにインプラントを埋入する傾斜埋入も確実に行えます。ついでに手術当日に仮歯まで入ってしまいます。

名称未設定

 

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確実なインプラント治療のための最新手術法(ガイデッドッサージェリー)について

インプラント治療を成功に導くためには、幾つかのポイントがあります。患者側にも適応条件が存在しますが、医院および歯科医師側にも必要条件があります。

患者側の条件とは、全身状態が悪くなく手術が可能な方。プラークコントロールが良好。タバコを吸わない。歯周病の治療および予防を受けることなどです。

それでは、歯科医院および歯科医師に必要な条件はなんだと思われますか?

それは、歯科医師には適切な審査・診断を行った上でEBMに基ずいた治療計画を立案し確実な手術を行う能力が必要です。

適切な審査・診断とEBM(科学的根拠に基ずいた医療)に基ずく治療計画は、インプラント治療の経験値や学会などの定期的な研修や講習を受けることで備わります。

確実な手術を行うことについて詳しくお話しします。この能力を確実に上げる方法があります。それは、模型上の計画と顎骨のCTスキャンをシミュレーションソフト(ノーベルクリニシャン)で3D診断してインプラントの治療計画を立てることです。そして二つ目は、そこから手術用のガイド(ノーベルガイド)を作成し、それを使用してインプラントの手術を行うことです。これをガイデッドサージェリーと読んでいます。

正確な数はわかりませんが、このようなガイドを使用しないでインプラント治療を行っている医院が多いと思います。フリーハンドの手術は計画通りにインプラント手術するのは非常に難しいです。

ガイドを使用したインプラント治療は確実に手術ができるのはもちろんですが、より安全に手術が行えます。また、インプラントの入る位置がずれませんので最終的に入る補綴物(被せ物)の位置や形も適切に作成できるメリットがあります。せっかく、インプラントを入れても噛めない歯が入ってしまったら意味がありません。

当院では、全ての症例で3Dシミュレーションを行いインプラント手術はガイデッドサージェリーで行っています。

この流れを実際の症例写真でお見せします。

コンピューター上のインプラント治療のシミュレーションです。右上に2本のインプラントを計画しています。

ガイド

 

この計画から、手術用のガイドを作成していきます

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実際の手術時の様子です。ガイドの穴に沿ってドリリングを行うため方向と深度が正確です。

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術後のレントゲンです。このように術前の計画通りにインプラント手術が可能です。また、この症例は骨移植術(ベニアグラフト)を併用しています。

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インプラント ガイデッドサージェリー(ガイドを用いた手術)とGBR

ガイドを使用したインプラントの埋入手術は術前のシミュレーション通り正確に治療可能です。今回のように骨が少ない症例でもガイドを使用することにより補助手術も計画通りにスムーズに行えます。

術前のレントゲン

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3Dソフト(ノーベルクリニシャン)上の治療計画

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術後 治療計画と全く同じ位置深さにインプラントを埋入できます

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術中 正確な位置にインプラントが埋入されますので、同時の骨移植(GBR)などスムーズに最小限に計画通りに行えます。

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ガイデッドサージェリーによるインプラント治療を行っています。

ガイデッドサージェリーによるインプラント治療とは?

CTデータをノーベルクリニシャン(3Dプランニングソフト)により、最終的にかぶせる歯の形からインプラントのポジションまでの全てをシミュレーションして手術用のテンプレート(ガイド)を作成します。これを使用してインプラントの手術を行うことを言います。

難しくなりましたので簡単に言います。ガイデッドサージェリーで行うインプラントは治療計画通りにインプラントの手術が行えると言うことです。これをしないとインプラントがずれたり変な向きに入ったりしてしまいます。最悪は神経を傷つけたり、被せ物ができないぐらい変な位置にインプラントが入ってしまいます。

ですから、患者さんはインプラントを受ける際はガイデッドサージェリーが出来る医院で治療を受けましょう。フリーハンドのインプラント手術は避けましょう、医療に神の手は存在しませんので。安全に確実に慎重に手間をかけるべきです。

参考までに、7年前の症例です。現在、経過は良好です。2006年のガイデッドサージェリー始まりから治療に取り入れているのは少ないと思います。

スライド09

スライド10

 

昨年のメンテナンス時のレントゲンです。

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Ultimate 審美インプラント治療 Part 2

13,23 先天性欠損
DSC_0034 のコピーKONICA MINOLTA DIGITAL CAMERADSC_0044 のコピー矯正治療後、13,23 Implant (Nobel Replace groovy/Guided surgery) Final Restoration (Procera Ziruconia abutment/Crown)

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